鴨志田恒世著作の書籍はわたつみ友の会
「勇気・元気の出る言葉」
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所謂歴史上の英雄が天涯孤独の境涯から奮起して、一世を風靡し、正義と平和の名の下に、社会に重大な波乱を呼び起こしている例は、決して少なくありません。これは優秀な才能を与えられた英才達が、その幼少において、幼い生命を虐げられ、自己破壊的な衝動を造成した為に、復讐を実現することによって、自己破壊的衝動から逃れたい無意識の要請によるものであります。例えば、ナポレオンの如く、マルクスの如く、スターリンの如く、ヒットラーの如く、その幼少における境涯の悲惨さを考え合わせるならば、思い半ばに過ぎるものがありましょう。
人間の心の核には生の本能と死の本能があります。これを建設性と破壊性と呼んでも差し支えはありません。これが適当に外部に表現されないと自己破壊的になります。この自己破壊的衝動を防ぐ為には、幼少の時より、愛の本能を健康に育むことが最も大切であります。これをいたずらに抑圧することは、決して生命の原理を尊ぶ所以ではありません。心の核に歪みがあると、平常は平和で幸福そうに見えても、外部からの非難や中傷あるいは困難に遭遇すると、これらに呼応して、心の深奥の憎しみや、悲しみや、嫉妬心などの闘争心が頭をもたげて、忽ち心の平和は乱されます。心の核が創造的愛の本能に充たされた時、人間は初めて真の心の平和が蘇り、波長相応の理によって、自らの周囲に平和で、幸福な環境が顕現するのであります。
我々が、生命の原理の高次元性を無視して、単なる平面的、合理的に片付けようとすれば、自分自身の心の奥底に、自己破壊的衝動を造り上げて了っていることを意識せずに、ひたすらに我々は健康で、努力し、向上し、進歩し、成功し、幸福になろうとします。然し反面において、無意識的には、我々は病気になり、退化し、失敗し不幸になることを求める心の動きが大きく作用して了うことに気付きません。このことは生命自身の存立にとって極めて重大な恐怖となります。この心の奥底における恐怖は、潜在意識的には破壊的闘争の形をとって参ります。こうして心の核に自己破壊的衝動が存在しますと、意識的にどんなに、平和で、幸福であろうと努力しても、結果的にはその逆な、不安で、不幸な状態がその人の環境を形成して了います。即ち、心の投影ということであります。世の中の革命家や正義漢、平和運動などに携わる人々の中には、実は自分自身の内部の破壊的闘争的エネルギーの存在に気付かぬ者が多くおります。外面的には如何にも正義と平和を愛する、不合理な環境との戦いの如く見えてもその実、自分自身の内部の生命を破壊するエネルギーとの戦いであり、外部の現象は、己れの内部の姿を客観化したものに他なりません。釈尊が「三界は唯心の所現」と言っているのも、この辺の消息を教えたものでありましょう。
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30代女性 Aさま
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